【最強活用法5選】ChatGPT共有機能を完全解説|99%が知らない賢い使い方

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YUTECH(ユーテック)|AI×Biz

スタートアップ創業から大企業でのM&A・事業開発まで幅広く経験し、現場で得た知見を基にAI活用や新規事業コンサルティングに取り組む実務家。

このブログではノウハウ紹介にとどまらず、「AI時代をどう生きるか」という視点から、主体的に活用するためのマインドや努力の方向性を発信。成功も失敗も含めた実体験を共有し、読者が挑戦に踏み出すヒントを届けています。

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1-1. ChatGPTの共有機能とは?仕組みを3行で理解

「ChatGPTとの会話を、他の人と簡単にシェアできたらいいのに…」そう思ったことはありませんか?
実は、その願いを叶えるのが 「共有リンク」機能 です。

  • 会話をリンク化して他人に渡せる
  • 相手はインポートして続きを進められる
  • 元の会話は上書きされない

これが仕組みの全体像です。

たとえば、

あなたがChatGPTに依頼して「事業計画の叩き台」を作ったとします。

その結果を仲間に見てもらいたいとき、ファイルに書き写す必要はありません。

リンク1つを送れば、相手はすぐに同じ会話を見られるのです。

「もし相手が続きを質問したら、自分の会話が書き換わってしまうのでは?」

と不安になりますよね。

安心してください。相手側は自分の履歴にコピーして続きを行うので、あなたの元の会話はそのまま残ります。

つまり

「オリジナルを守りつつ、人に続きを任せられる」

仕組みになっているのです。


1-2. 本記事で解決できること

「どうやって共有するのか?」
「相手にはどう見えるのか?」
「実際にどんな便利な活用ができるのか?」

この記事では、その疑問に順番に答えていきます。

さらに、共有機能を利用した、革新的な活用法5選 も紹介します。

最後まで読めば、共有リンクを単なる“会話のコピー”ではなく、チームを動かす武器として活用できるようになるはずです。


📚 出典: OpenAI Help Center – Share chats in ChatGPT

2-1. ChatGPT 共有リンクの作り方(PC/モバイル共通)

「共有リンクって、どこから作るの?」と最初に迷う人は多いです。
実際の手順はとてもシンプルです。

1.ChatGPTで共有したい会話を開きます。

2.右上の「…(その他メニュー)」をクリック。(スマートフォンの場合)

3.「共有」ボタンを選び、リンクを生成。(PCの場合はデフォルトで表示されています)

4.出てきたURLをコピーして、メールやチャットに貼り付け。

    これだけです。

    PCでもスマホアプリでも大きな流れは同じですが、アイコンの位置やデザインが少し違います。
    「ボタンが見つからない」と思ったら、まず右上のメニューを探してください。


    2-2. 相手側の見え方と挙動

    さて、そのリンクを受け取った相手はどう見えるのでしょうか?

    ↓リンクを開くと、会話の全体が表示されます。

    ChatGPTのアカウントを持たないユーザーでも確認できます。

    相手は途中からやり取りを開始できます。

    ここで大切なのは、あなたの元の会話は影響を受けないということです。

    つまり、相手が会話を大きく書き換えても、あなたの履歴は一切変わりません。

    基礎となる情報や前提条件はそのままに、思考の分岐ができるのがすごい・・・!!!

    「共有リンクを削除したら、相手のコピーも消えるの?」

    残念ながら、ほかのユーザーに一度インポートされた内容は消せません。(要注意)

    ただし、リンクそのものは削除できるので「これ以上は他の人に見せたくない」という状況には対応可能です。


    2-3. できること・できないこと一覧

    ここで一度、できることとできないことを整理しましょう。

    できること

    リンクを作って他人に見せる

    相手がインポートして続きから質問する

    あなたも会話を更新してOK
    (共有リンクはリアルタイム更新ではなく“その時点のコピー”)

    できないこと

    相手と「同じ画面」で同時編集する(共同編集は不可)

    一度インポートされてしまった相手の履歴を削除する

    「共同編集」ではなく「複製して各自で進める」というのが、この機能の基本です。

    3-1. ChatGPT共有機能の革新的活用法5選

    共有リンクは「会話を見せるだけの仕組み」ではありません。

    工夫次第で、チームの働き方や学習の仕組みを大きく変える武器になります。

    ここでは、初心者でもすぐ試せる5つの活用法を紹介します。

    活用法その1:方向性→具体化のバトンリレー

    「大枠の方向性は決まったけど、細かいことまでは自分で考えたくない」

    そんなときに役立つのがバトンリレー型の共有です。

    たとえばイベント企画の場合。

    あなたがChatGPTと一緒に「イベントのコンセプト」や「全体の流れ」を決めたとします。

    コンセプト:地域の親子向けアクティビティ体験イベント
    最終ゴール:地域への愛着形成→参加者に「また来たい」「地域に住んでよかった」と思ってもらう。
    流れ:オープニング・体験コーナー・トークイベント・クロージング

    ここまではあなたが決めておきます。

    しかし

    「具体的にどんな体験コーナーを入れる?」「トークイベントのテーマは?」

    という細部は、チームメンバーに考えてほしい。

    このとき、会話を共有リンクにして渡すと、メンバーは続きから、こう指示できます。

    「体験コーナーの候補を5つ出して。低予算でできるアイデアに絞って」
    「トークイベントのテーマを3つ提案して。それぞれ登壇者の候補も出して」

    結果として、あなたは“大枠”を決める役割に集中し、メンバーは“具体化”に専念できます。

    これは、まさに駅伝のタスキを渡すように、会話を次の走者にバトンリレーするイメージです。

    手順

    1. ChatGPTに「イベントの目的・対象・全体の流れ」を入力
    2. GPTがまとめた戦略的アウトラインを保存
    3. 会話を共有リンク化し、チームに送る
    4. メンバーはインポートして「具体的な施策を提案して」と続きを依頼

    活用法その2. リアルタイムQAハブ

    「マニュアルはあるけど、読むのが面倒くさい」
    「FAQを探すより、直接聞けたら早いのに」

    そんなときに役立つのが リアルタイムQAハブ型の共有 です。

    たとえば社内の経費精算ルール。

    あなたがChatGPTに

    「経費精算のよくある質問を整理して」

    と依頼すると、

    交通費の上限・領収書の要不要・提出期限といった項目をまとめてくれます。

    追加で、社内のルールファイルをGPTに読みこませておいた上で、

    この会話を共有リンクにして、SlackのチャンネルやNotionのFAQページに貼っておきます。

    すると、社員はそのリンクを開き、続きからこう質問できます。

    「タクシー代は深夜ならOK?」
    「領収書をなくした場合はどうすればいい?」

    ChatGPTがすぐに答えてくれるので、静的なPDFマニュアルを読むよりも直感的です。
    まさに“動くマニュアル”が1本のリンクで実現します。

    →このあたり、NoteBook LMというものを使うとさらに便利になるのですが、それはまた別の記事で紹介したいと思います!

    手順

    1. ChatGPTに「よくある質問と回答」を入力して整理
    2. 会話を共有リンク化
    3. SlackやNotionなど社内ツールにリンクを常設
    4. メンバーはリンクを開いて、疑問を続きから質問

    結果として、情報共有の手間が減り、社員は「わからない」を即時に解消できます。
    問い合わせ担当者の負担も軽くなり、社内全体の効率が上がります。

    3. 成果物に対する多角的レビュー

    「資料のレビュー、毎回メールで回していたら時間がかかる」
    「AIと会話しても視点が広がらない」

    そんなときに役立つのが 多角的レビュー回収型の共有 です。

    たとえば提案書のドラフト。あなたが、

    ChatGPTに提案書の要点をまとめてもらった会話を共有リンクにして、チームに渡します。


    するとメンバーはそのリンクを開き、各々の視点からこう指示できます。

    「このロジックに抜けはない?」
    「説得力を高めるための具体例はあるか?」

    それぞれが自分の履歴にインポートしてレビューできるので、同じベースから改善案が集まります。
    また、こちらも相手の思考回路が相手とGPTの会話からわかるため超便利です。

    手順

    1. ChatGPTに提案書や記事を要約させる
    2. 会話を共有リンク化
    3. レビュー依頼と一緒にチームへ送る
    4. メンバーはインポートして「改善点を出して」とGPTに質問

    4. 教育・トレーニング教材化

    「文章やプロンプトの“お手本”を見ながら練習できたらいいのに」
    そんなときに役立つのが 教材化型の共有 です

    たとえば、非IT部門にChatGPTの使い方を教えるシーン。

    あなたがChatGPTに

    「商品説明をわかりやすく書き直す」プロンプトを入力し、模範的な会話を作ります。
    それを共有リンクにして渡す。

    そうすると受講者は模範的なプロンプトがどういったものなのか、回答は普段のGPTとはどれくらい違うのか。

    身をもって体験・確認できます。

    「同じ説明文を、今度は“中学生向け”に書き直して」
    「SNS投稿用に短くして」

    こうして受講者は、ただ読むだけでなく実際に手を動かして学べるのです。
    静的な教材よりも圧倒的に実践的で、理解も定着も早くなります。

    手順

    1. ChatGPTと模範的な会話(例:良いプロンプトと回答)を行う
    2. その会話を共有リンク化
    3. 学習者に配布してインポートさせる
    4. 学習者は続きから自分なりに質問・改善を試す

    結果として、教材が「読むもの」から「使って体験するもの」へ進化します。
    新人研修や社内勉強会での効果は抜群です。

    5. コンペティション型活用

    「同じテーマに対してみんなが取り組んだら、誰のアウトプットが一番いいだろう?」


    そんな遊び心を仕事や学習に持ち込めるのが コンペティション型の共有 です。

    たとえば新商品のキャッチコピーを考えるとします。

    活用法その1を参考にして前提条件とゴールまで固めたChatGPTとの対話を参加者に配布します。

    各メンバーがChatGPTに相談しながら、自分なりのコピーを作ります。
    できあがった会話を共有リンク化し、全員で持ち寄ります。

    リンクを開けば「どういうやり取りを経て、そのコピーにたどり着いたのか」も見えるので、単なる結果比較ではなくプロセス比較もできます。

    そのうえで、みんなで投票したりディスカッションしたりすれば、楽しみながらスキルアップが可能です。

    教育の場面でも同じです。

    「このテーマで説明文を書いて」と学生に課題を出し、各自がChatGPTとの会話を提出。
    先生や仲間が共有リンクを見比べて「どの説明が一番わかりやすいか」を話し合うと、自然に学び合いの場が生まれます。

    手順

    1. テーマ(例:キャッチコピー・説明文・アイデア出し)を決める
    2. 各メンバーがChatGPTと会話してアウトプットを作成
    3. 会話を共有リンク化して提出・持ち寄る
    4. 全員で比較・投票・ディスカッション

    効果→(これは実際行ったことがあり、参加者からの感想です!)

    • チームでは「ゲーミフィケーション」で士気が上がる
    • 教育現場では「他人の思考プロセスから学ぶ」機会が得られる
    • 単なる成果物比較ではなく、思考の深さや工夫を可視化できる

    まとめ

    今回の記事では、ChatGPTの共有リンクを「ただ会話を見せる仕組み」ではなく、

    戦略→施策のバトンリレー / リアルタイムQAハブ / 成果物レビュー / 教材化 / コンペティション型活用

    の5つの切り口で紹介しました。

    要点をひとことでまとめると、共有リンクは“人とAIをつなぐ架け橋”になり、チームの生産性を何倍にも高められるということです。


    今日から実践できるOne Thing

    👉 まずは「自分の過去の会話」を1つだけ共有リンクにして、同僚や友人に送ってみてください。


    実行ステップ(15分以内)

    1. ChatGPTの履歴から1つ会話を選ぶ
    2. 右上メニューの「共有」からリンクをコピー
    3. チャットやメールで気軽にシェア

    たったこれだけで、「なるほど!こう見えるんだ」と実感できます。


    ひとこと

    私自身も最初は「共有なんて必要かな?」と思っていました。

    でも、提案資料の下書きを仲間にリンクで渡したとき、“一瞬でアイデアが返ってくるスピード感”に驚きました。

    あの体験があったから、いまは特に企画段階での業務に欠かせない機能になっています。


    読者へのメッセージ

    ここまで読んでくださったあなたなら、きっと共有リンクを使いこなせるはずです。
    もっとリアルな体験談や最新の活用法は、私の X(旧Twitter) で発信しています。
    👉 気軽にフォローしていただけると嬉しいです。

    また、「この記事を読んで実践してみた」「こんな場面で役立った」などの感想も、ぜひコメントで教えてください。


    皆様の声が、次の記事を書く大きなヒントになります。


    次回予告

    次回は 「ChatGPT共有をチーム全体で運用するベストプラクティス」 を解説予定です。
    記事の更新日は【2025年9月20日】。ぜひまた読みに来てください。

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